慰謝料支払い方法

慰謝料支払い

「慰謝料を請求する・慰謝料を請求される」という場合、考えることは

  • 慰謝料支払いの根拠
  • 慰謝料の額
  • 慰謝料の支払い方法
  • 慰謝料の実際の授受

慰謝料支払いの根拠がはっきりしないと、金銭の返還請求がありえます。
慰謝料支払いの根拠を明確にしないと、別の名目での金銭授受であって、慰謝料の授受ではないといわれかねません。
あらかじめ慰謝料の額を決めないと、慰謝料の一部の授受はあったが、全額ではないから更なる支払いを要求されるかもしれません。

慰謝料は一括払いのほうが簡単・確実ですので望ましいのですが、額が大きくなったりすると一括払いが不可能ということもあります。分割払いは手続きが多少複雑になるでしょう。

全額の一括払いが無理なら、総額を安くしてでも一括のほうがよいという人もいます。支払総額が100万円くらいまでなら、直接、現金手渡しがよいというお考えの人もよくおられます。

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慰謝料の分活払い

慰謝料が一括で支払えなければ分割となりますが、

  • 支払いが滞った場合はどうするのか
  • 滞るだけでなく、支払わなくなった(支払う気がなくなった)場合はどうするのか

を書面で決めておくのが普通です。
この場合の規定には専門用語が使われることがよくあります。難しいほうが法的書面らしくてかっこいいというのではなく、平易な日常語で記載すると、非常に説明(文章)が長くなることがあります。文章が長くなると、内容がわかりにくくなることが多いです。

記述が長くならなくても、日常的な言葉と専門用語では意味が異なることもありますので、注意が必要です。契約書であれば、通常は専門用語が使ってあると思ったほうがよいでしょう。

たとえば、「毎月末限り10万円を指定口座に振り込んで支払う」と書いてあると、「月末までに」という意味なのですが、「月末でなければ支払ってはいけない」と解釈する人がよくおられます。
「期限の利益喪失」も説明されなければわからないでしょう。
「当然に」という言葉もよく使われます。
一括で支払えないから分割払いにするとしても、示談・合意の成立時に半額、半年後に半額という2回払いというのもよくあります。

 

公正証書

手紙やメールで連絡しても、相手が都合の悪い内容のものについて「そのような手紙は受け取っていない」と主張すると厄介です。

そこで、内容証明郵便を使いますが、すべてのやり取りを内容証明郵便でするのは負担が大きくなります。ある程度の信頼関係があれば、特に重要な文書以外は普通郵便でとか、メールのやり取りですませることが多いと思います。

信頼関係がある場合など公正証書にする必要はないかもしれません。相手の誠意を疑い始めるときりがありませんが、相手の徳義心(誠意・正直さ)をどこまで信頼してよいかわかりません。

分割払いの場合は、公正証書にして強制執行認諾文言を付けておきましょう。しかし強制執行認諾文言があるからといって、絶対にその金額を得られるという保証はありません。また、総合的に考えて、公正証書にまでする必要はないだろいうというケースもあります。

お金の貸し借りなど、初めは借用書を公正証書にして、何度か貸し借りをするうちに「今まできちんと返してくれたから、もう公正証書にしなくてもいいでしょう。」と油断すると、急に支払ってもらえなくなることもあります。

毎回、万全の体制を整えておくに越したことはありませんが、それには費用がかかります。いくらのために、いくら費用をかけるかというのは、人によって考え方が大きく異なるようです。

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川崎市中原区の行政書士

内容証明郵便の作成・慰謝料請求など、権利義務に関連した業務を多くおこなっています。

ケースによりますが、面談することなく、メールだけでもできる場合があります。忙しいかた、遠方のかたはご相談ください。電話だけではお引き受けできませんのでご了承ください。通常は、

  • 電話かメールをいただき、
  • 面談の上、
  • 詳細はメールで確認して、

業務を行います。

  • 東急東横線・JR南武線(横須賀線)をご利用のかた
  • 田園都市線・小田急線をご利用のかた
  • 川崎市中原区・幸区・高津区・宮前区・麻生区・多摩区・川崎区のかた
  • 横浜市港北区、東京都大田区・世田谷区・目黒区・渋谷区・新宿区のかた

にはよくご利用いただいています。

業務時間は下記のようにしていますが、まず、電話かメールでご連絡ください。

  • 平日8時〜19時が原則ですが
  • 平日は、就業後の19時以降20時でもできる限り対応いたします。
  • 土曜・日曜・祝日でも対応するようにしています。

緊急の場合、あるいは緊急ではないけれども心配で落ち着いていられない場合は

  • 携帯電話にご連絡いただくか
  • メールでお知らせください。

業務時間外でも、できるだけお話をうかがいます。
外出中・食事中でもとにかくできるかぎり対応いたしますが、詳しいことは折り返しお電話をさし上げることになるかもしれませんので、電話番号は「ツウチ」でおかけください。
守秘義務のある国家資格者ですから安心してご連絡ください。こちらから勧誘することはありません。

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